保健所で働くには?―薬剤師

薬剤師の職場として一般的にはあまり知られていませんが、保健所という選択肢もあります。保健所で働く場合には地方公務員試験に合格し、公務員になる必要があります。

ご存知のように保健所には、医師、看護師、薬剤師、保健師、精神保健福祉相談員など医療関係の資格を持った人たちが働いていますが病気の治療を行うことはなく、主に健康増進に関わることや公衆衛生に関わる業務を行っています。

具体的にいうと、予防接種や妊婦や乳児に対する検診、健康診断や健康相談、、社会福祉施設などへの栄養指導等地域住民に対してのサービスを行っています。

また、公衆衛生に関する分野では、病院や薬局を開設する際の関係書類の審査や受理、理容店、美容院、クリーニング店など厳重な衛生管理が求められる店舗への衛生管理指導なども業務のひとつです。定期的な巡回により、各々の店舗の衛生状態が適正に保たれているかをチェックします。

また、食品衛生の分野では、食中毒やウィルスなどによる伝染病が発生した時の対処も重要な役割です。感染源やウィルスを特定するため発生の疑いのある現場を検証することも大切な仕事のひとつといえます。

さらには、地域に密着した業務であるため、そこに住む人たちとのコミュニケーションが欠かせない仕事であるということができますね。時には薬や予防接種に関する相談窓口となることもあるため、優れたコミュニケーション能力を持ち、人と上手に関わることができるのが転職のポイントになるかもしれませんね。

薬剤師の資格を持っていて保健所での求人があっても、まずは公務員試験に合格することが必須条件なうえ、公務員試験に合格したとしても必ず保健所に配属されるわけではありません。その意味では同じ公務員という立場で薬剤師が活躍できる職場として、たとえば、公立の病院、厚生労働省関連、警察関連など薬の専門知識を必要とする職場があります。

しかし、自分から保健所に勤務したいと希望することはできないので、望んでいない職場への配属もあるかもしれません。保健所は地方公務員になるので、自分から辞めると言わない限り色々な面で安定しています。

給与や休暇など待遇の面では決められた基準があるので当然安定していますし、仕事が充実していると感じることができれば定年まで仕事勤務することも可能です。

転職を考える場合、それぞれの地方自治体の求人情報を入手し、採用試験を受ける資格(年齢制限等)があるかを確認したうえで応募する必要があります。ときには臨時職員の募集が出ることもあるので、こまめな情報チェックが大切です。

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